インファントクラスは母子同室。お母さまの声掛けやお子様との関わり、初めて行う活動に関しては私が提供して・・・と、写真を撮る時間もなく、お子様と関わらせていただいています。

そのなかで様々な成長が見られます。

自律の成長

1年以上通ってきているお子さんは、「提供を見る」というやりたいけれど、まずはやり方を見る。その後に思う存分お仕事ができる自由があることを何度も経験し、その積み重ねで新しいお仕事を紹介する際にはじっと教師の提供を食い入るように見ています。これも、「自律」の成長ですね。

自由と規律

あるお子さんは靴も履きたくない、出かける際には「外に出たくない」などお母さまもはじめは困っていらっしゃっていましたが、「秩序が大切だ」ということに気付かれ、出かける際には前倒ししながらいつものルーティンを心がけられ、お子様と一緒にいるときはなるべく、何かをしながら子どもと関わることを止め、お子様ときちんと向き合って日々を過ごされたとのことでした。自宅でのルールを根気強く伝え、食べるときはテーブルにつく、クレヨンはテーブルで使う、おやつは時間を決めるといった基本的なことを徹底することで、お母さまもお子様も生活しやすくなったとのことでした。たった2ヶ月間で大きな変化があったとのことでした。まさに自由と規律、秩序の大切さですね。

インファントクラスではお子様の様子やお母さまのお悩みも伺うことも多いので、その都度お子様の様子を見ながらアドヴァイスをさせていただいています。

大人の忍耐の大切さ

あるお子さんは入室されて癇癪を起してしまうことがありました。お母さまとの関わりを観察していると、先回りして言ってみたり、失敗させないようにとやってあげたり、声掛けのタイミングだったり、大人にとってみれば子どもに対する優しさかもしれませんが、思い通りにならないときどう自分で折り合いをつけるか、失敗してももう1度やればいいという経験、自分で考えることの大切さをお伝えしながら行っています。子どもと関わっているときは、なかなか客観的に自分を見れないものです。いかに大人側の忍耐が大切かを、学ばれていらっしゃいます。

入室当初は泣いていたお子さんも環境にも少しずつ慣れてきて、活動の幅も広がったり、お母さまもお子様のいつも通りを心がけられたり、新しい環境との距離も縮まってきています。焦らずにお子さんのペースで慣れてくれればと思います。

トイレットラーニング

だんだんとトイレットトレーニングのお話もしていて、ジラソーレに入室してパンツになり過ごしているお子さんもでてきました。お子さんにとって大切なことは大人都合で紙パンツを履かせるのではなく、自立をまずは考えてあげるとパンツの移行も恐くないと思います。それには排泄の間隔はどれくらいか、どのくらいおしっこが溜められるようになってきたかな、朝起きたらオマルに座ってみる、着脱しやすいように小さい椅子などが置かれているか・・・など日々の観察だったり、環境設定も大切な排泄自立援助の一つです。

理論と実践の結びつき

インファントクラスのお子さまの成長をざっと書いてみましたが、勉強会に参加され、継続されて学ばれている方も多いので理論と実践が結びついているのではないでしょうか。なぜ子どもは癇癪を起すのか、イライラしている、イヤだイヤだと言う、それには理由があります。その理由を探り、大人の人的環境も整えていくと、お子様の自己教育力がめきめきとでてきます。自然の発達の邪魔をしないこと、そして日常を丁寧に過ごすことが大切だと改めて実感します。

大人も学べる

よくインファントクラスにお越しいただく保護者様は、何に興味があるのか、何が課題なのかクラスに入るとじっくり観察できますとのお話をしてくださいます。日々お忙しいなかで丁寧にお子様と接する時間というのはお母さまにとっても、お子様にとっても日常を丁寧に過ごすことが大切であるという、ひとつのきっかけになればと思います。

客観的にお子様を観察する時間もあります。そして、大人の手出し口出しがお子様にとってどのような影響を与えるのか、自立にはどのような関わり方、援助が必要なのかをレッスン時間で学ばれていらっしゃいます。

お母さま方、みなさま謙虚ですぐに実践していただいて、私自身もお子様の成長のお手伝いができることを嬉しく思います。

現在は火曜日のみ空きがございます。

ご興味がある方は体験にお越しください。

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