絵カードを紹介すると、
おんなじー!
と目をまんまるくさせて、
これもおんなじー!
と何度も繰り返す。
次に入室したときも、自分で絨毯を用意して絵カードを選択している
3歳児のお子さんが何人かいます。
(敏感期の年齢が決まっている訳でなく、お子さんによって異なります。)
砂文字となぞり文字を初めて紹介。
自分の名前の一文字をゆっくり書くところを見せます。
食い入るようにみて、わぁー!と目をまんまるくしてその一文字を見ています。
これを書けるの?!というワクワクが伝わってくるほど。
書く際も鉛筆の持ち方を自己訂正しながら、慎重に書いています。
書き終わると、はぁーと、愛おしそうにその文字を眺めています。
割算板を紹介すると、楽しくてお家でも問題だしてー!と言っているようです。
すでに頭のなかで具体から抽象に変わりつつあるのです。
問題を出された時点で、割算板が浮かんでくるのだと思います。
楽しくて何度もやっているからです。
入室すると割算板を自己選択することも多く、どんどん自分で問題を考えています。
目をキラキラさせている子どもたちの共通点はご自宅でワークやプリントを
していないこともそうですが、学びを押し付けていないということです。
わぁ!楽しい!
もっとしたい!
自分で問題考える!
その際、目の輝きが違います。
書くことは楽しい
数は楽しい
この気持ちを摘み取るのも残念ながら大人です。
何とかわたしの方でもあらゆる方向からそのお子さんの興味にあわせて楽しさを感じてもらいたいと
思って試行錯誤しますが….
一度消えた灯を再び灯すのは、本当に大変なんです。
焦らなくて大丈夫です。
目の前のお子さんの目を見てみてください。
「ここまでやらなきゃだめ。」
「お勉強の時間になったよ。」
と、大人中心になっていませんか?
やらされて学ぶか
自分で楽しくて学ぶかで
小学校の学びも変わってきます。