今日は、ジラソーレの保護者様の気付きからお話をしていきたいと思います。
毎月、保護者様とおたより帳のやり取りをしています。どんなお仕事をしたとか、ご質問の回答をしたり、教室の過ごし方を詳細に書くこともあります。

4歳児の男の子。
コーヒー豆挽きが大好きで「パパに・・・」と、挽くことも多いのです。
こんなに挽くことが好きならと、ご自宅でもミルを用意されたとのことでしたが、結局最初だけであとはやらなくなってしまったとのことでした。

でも、教室では毎回のように挽いています。

お母さまが気付いたこと。

それは、「ジラソーレで一人でやってくるということが子どもにとって大切なのだなと、思いました。メインの動作でも、一連の流れから切り離してしまうと別物ですね。」
という気付きでした。

こんなに好きならば・・・とご自宅でも用意してみようと思う気持ちも分かります。
でも、これをやりたい!と自己選択をし、コーヒーのお仕事用のエプロンを自分でつけ、自分で豆の瓶の蓋を開け、挽き始める。そこは自分だけの世界。大人は入ってこないし、自分でどれくらい挽くか、どのくらいのスピードで挽くかも自分次第なんです。

そう、まさに自分で考えて動く環境なんです。

子どもが主人公となる環境。
挽ければ自分で袋を持ってきて、自分で挽いた豆を入れて結ぶ。

結ぶのを何度も挑戦し、できないな。

お手伝いしてもらおう!と、「先生、手伝って。」と言いにきて、一緒に袋を結びます。

秩序があったり、大人の介入がないなかのお仕事は、やはり楽しく集中するものですね。
もちろん初めて活動する際には、やり方を見せる「提供」をしています。

きっと、教室と同じものを・・・と用意されても、なかなかやらないこともあるのではないかと思います。
例えばジラソーレで時計のお仕事をしたとします。
同じものをご家庭でも用意するのではなく、日常のなかで時計を意識するようにする、そうすると、時計の読み方が身に付いていったり、5分、10分、15ぷん・・・・と5ずつ増えている、5跳びということを発見したり、掛け算にも繋がっていきます。
地図も同様です。
おばあちゃんのお家は、引っ越しをしてしまったお友達のお家は・・・と身近な県を知ることで、地図に興味を持っていきます。今はこのコロナ禍でなかなか旅することが叶いませんが、どこかに行く際に現在地点から行く場所を地図で見ることで、車でこんなに遠かったなと、経験することが距離感にも繋がっていきます。その土地の名物をいただけば、いつも食べているものと違うんだなと、食文化に繋がります。

まずは実体験をぜひ、大切にされてみてくださいね。

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