毎日暑い中でも、子どもたちが通ってきてくれています。
保護者の皆様もお暑い中、ご送迎をありがとうございます。
エレメンタリークラスでは、1人1人にどんなお仕事をするか、レッスンプランというものを立てています。でも、それは絶対にやらなくては・・・ということではなく、あくまでも予定であって、子どもたちの様子を見ながら進めています。
前回、手のない神様というお話をしたり、実験をしました。
その際、口頭では自分の思ったことを言える。それが「書く」ということになると、どう書いたらいいのか、主語は何か戸惑いが見られました。
そこで、今回は言語の分野の品詞に焦点を当てました。幼児の段階で、名詞や形容詞のお仕事をしている子どもたち。
1年生の子どもたちと、動詞の赤いカード遊びⅡ、Ⅲを行いました。ゲーム感覚でできる活動。
楽しそうにやっている姿をみて、3,4年生も加わりました。

実際に行うとなると、恥ずかしさがあったり、人前で行うことに対して少し抵抗があったように思えましたが、みんなお友達が頑張ってやろうとする姿を応援したり、出来るまで待つ姿があって、とても和やかな雰囲気でした。その後は、3,4年生はそれぞれの個人の活動に戻りました。
お姉ちゃんのお誕生日だからと、お菓子を作りたいとレシピを一生懸命書いていました。
地球の内部の続きをしたり、機織りを継続して行ったりと、様々です。



1年生の子どもたちで、実際に動きながら「動詞」を探しました。「あっ、これも動詞だ!」と、20個ほどの動詞を探していました。書き留めた動詞のカードを本にしたいと子どもたち。オリジナル動詞の本が出来ました。いつでも見られるように、首に掛けられるようにしよう!と、長い紐を付けたりしていました。

モンテッソーリ教育エレメンタリーの言語の分野においても、感覚的に品詞に触れていくというグラマーボックスというものがあります。それぞれの品詞ごとにボックスがありますが、残念ながら日本語はありません。私自身もこのエレメンタリーコースでは英語の文法での授業を受け、この授業内容もベルガモバージョン。日本語バージョンでのグラマーボックスを、試行錯誤をしながら少しずつ作っていこうと思います。

品詞の分類をし、子どもたちが学びやすいように、私自身も品詞強化期間です。
大切なことは、あくまでも感覚的な教具であること、書かせるというよりは楽しむこと。カードを使って色々な活動をすることで、「書きたい」となったときに、子どもたちが書く。大人の「品詞を書かせたい」という気持ちは無にして、子どもたちと日本語に触れていきたいです。